前回の続きです^^
数々の展示を見てきて、一番印象に残っているものがあります。
それは、「不安を与えるミューズたち」
画面の一番右にあるものです。
手前に女神(ミューズ)が2人います。でも女神たちの頭部はマネキンのような形をしている…
色使いや遠近感だったりが絶妙にいい感じで一度見ると忘れられないと思います。
これは第一次世界大戦時にデ・キリコが軍役でフェラーラに滞在していたときに制作されたものなんだとか。
戦争に対する不安感などを表しているのでは?と言われているようです。
このデ・キリコにしか出せない独特な世界観、私は好きです。
1920年以降は初期の形而上絵画のテイストとは違う方向へと変わっていきます。
あれ、こんなテイストも描けるんだ…と思わず口に出しちゃいそうでした。
デ・キリコの絵画には謎が多いので考察しがいがありそうです(笑)
皆さんもぜひ一度行くことをおすすめします!!!8月下旬まで展示されています😃
それでは、また!